二月十五日はお釈迦様がお亡くなりになった日で「涅槃会」と言います。お釈迦様は『私の亡きあとは、私ではなく自分自身をより所として、また私が伝えた教えを、闇を照らす灯火として、歩んでゆきなさい』そして『もろもろの存在は変わりゆく。怠らず精進しなさい。』と最後の言葉を残されています。
お釈迦様は二十九才で出家し三十五才で悟りをひらき四十五年もの間、仏教の教えを説き続けられました。八十才の頃インドのクシナガラの地で涅槃(肉体を捨てた境地)お亡くなりになりました。
全国各地の寺院でお釈迦様の最期の様子を描いた「涅槃図」(お釈迦様が頭を北に向け、心臓のある左側を上にし、西を向いて横たわっている様子が描かれています)をかけて、そのご遺徳をしのびます。