和尚のつぶやき ③ ~プロ野球こんな試合あるの?~

今年もプロ野球レギュラーシーズン終了しました。パリーグは最終戦でのオリックスの劇的優勝!最終戦でオリックスが勝ってソフトバンクが負けの条件で優勝、ソフトバンクは勝つか引き分け、負けてもオリックスが負ければ優勝と圧倒的にソフトバンク有利の中、オリックスは楽天の試合に勝ってその時点でソフトバンクは九回ツーアウトで二点差ビハインド。オリックスナインはバックスクリーンのビジョンで最後のアウトを確認して優勝決定胴上げ!世紀の二元中継でした。              最終戦決着は長島巨人の1994年「伝説の10.8」が思い出されますが、私は1988年伝説の10.19近鉄×ロッテ、ダブルヘッダーを思い出しました。その時近鉄は2勝で優勝の所を1勝1分けで逃しました。奇しくも元近鉄のオリックスがその悪夢を34年ぶりに払拭するかの如く今年優勝しました。この試合もまた伝説と語り継がれる事でしょうが、この試合以上に語り継いで頂きたい試合が前々日の9.30オリックス×ロッテ戦負けか引き分けでもソフトバンク優勝が決まる試合で九回裏オリックスの攻撃ランナー三塁ツーアウトから福田周平選手がセーフティースクイズバント! こんな場面でバント狙う選手がいるのか? またそれを許すチームがあるのか? 優勝を逃すかの絶体絶命の場面でのツーアウトからのスクイズ! 見事きまり最終戦に繋げたのです。この試合こそ「9.30ツーアウトからのスクイズ」として語り継いで頂きたいものです。

と思ってましたら本日10月3日ヤクルト×DeNAの最終戦、村上選手が7回裏4打席目おそらく最終打席なる場面でライトスタンドの特大の56号ホームラン! まさか今シーズン最終打席で三冠王確定の中、14試合ぶりのホームランで王貞治さんの記録更新! 劇的過ぎます。          と思ってましたこの試合、坂口智隆選手 内川聖一選手 嶋基宏選手の引退試合!ヤクルトの選手とは言え、元はそれぞれ別のチームで一世風靡した優勝経験のある一流選手たち。それぞれがヒット、タイムリーを打ち、嶋選手に至っては引退セレモニーで田中将大選手登場して花束贈呈しツーショット、そしてあの伝説のセリフ「見せましょうー野球の底力を~ ならぬ 見せましょうーヤクルトの底力を~」スピーチが飛び出し、また「10.3伝説のヤクルト最終戦」と語り継がれるのではないでしょうーか?