和尚のつぶやき ④ ~達磨忌~

 10月5日は達磨大師の命日です。もう過ぎてしまいましたが・・・ 

 ダルマと言うと起き上がり人形のだるまさんを思い浮かべる人が多いでしょうが、実在の人物です。六世紀初め南インドで国王の第三王子として生まれ、中国に渡り少林寺で壁に向かって、九年間坐禅を行い悟りを開かれました。
 中国の武帝の王様と交わした有名な問答に、武帝『仏教の大切な真理とは何か』 達磨『廓然無聖(かくねんむしょう)真理という特別なものはありません』と答えられました。禅問答の難しい所ですが、その解釈は価値や分別などにとらわれない、広大無辺な心が大事なのです。という事だと聞いています。坐禅を実践して達磨大師の教えに触れてみましょう!!