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和尚のつぶやき ② ~アントニオ猪木さん追悼~

10月1日 元プロレスラーのアントニオ猪木がお亡くなりになりました。皆さんご存じのない方はないと思いますが、我々世代(私は1968年生まれ 現在54歳)の男性は子供の頃からだれもが一度は真似したに違いありません。体育の授業で走り幅跳び用のマットが出た日には授業終わりに必ずバックドロップやブレンバスターでじゃれ合う生徒がいたものです。金曜日の夜8:00からのワールドプロレスリングのテレビ放送、当時家庭用ビデオがまだまだ普及してませんでしたので、テレビの前に噛り付いていました。解説山本こてつさん 実況古館伊知郎の名コンビ、名実況は今のプロレス中継の原点でしょう! レフリー ミスター高橋のカウント「2.99」も名物でした。 現代のプロレス技は今の体操界で言うとG難度、H難度の複雑な技になって言いますが、当時はコブラツイスト、卍固め、延髄切り等、シンプルな技でしたが一喜一憂したものです。                    猪木さんの晩年は国会議員、バラエティー番組等、活躍の場面は変わりましたが、常に我々の期待は裏切るものではありませんでした。ユーチューブで公開された末期の姿、最後まで『燃える闘魂』を与えて頂きました。ありがとうございました。心からご冥福をお祈り申し上げます。

和尚のつぶやき ③ ~プロ野球こんな試合あるの?~

今年もプロ野球レギュラーシーズン終了しました。パリーグは最終戦でのオリックスの劇的優勝!最終戦でオリックスが勝ってソフトバンクが負けの条件で優勝、ソフトバンクは勝つか引き分け、負けてもオリックスが負ければ優勝と圧倒的にソフトバンク有利の中、オリックスは楽天の試合に勝ってその時点でソフトバンクは九回ツーアウトで二点差ビハインド。オリックスナインはバックスクリーンのビジョンで最後のアウトを確認して優勝決定胴上げ!世紀の二元中継でした。              最終戦決着は長島巨人の1994年「伝説の10.8」が思い出されますが、私は1988年伝説の10.19近鉄×ロッテ、ダブルヘッダーを思い出しました。その時近鉄は2勝で優勝の所を1勝1分けで逃しました。奇しくも元近鉄のオリックスがその悪夢を34年ぶりに払拭するかの如く今年優勝しました。この試合もまた伝説と語り継がれる事でしょうが、この試合以上に語り継いで頂きたい試合が前々日の9.30オリックス×ロッテ戦負けか引き分けでもソフトバンク優勝が決まる試合で九回裏オリックスの攻撃ランナー三塁ツーアウトから福田周平選手がセーフティースクイズバント! こんな場面でバント狙う選手がいるのか? またそれを許すチームがあるのか? 優勝を逃すかの絶体絶命の場面でのツーアウトからのスクイズ! 見事きまり最終戦に繋げたのです。この試合こそ「9.30ツーアウトからのスクイズ」として語り継いで頂きたいものです。

と思ってましたら本日10月3日ヤクルト×DeNAの最終戦、村上選手が7回裏4打席目おそらく最終打席なる場面でライトスタンドの特大の56号ホームラン! まさか今シーズン最終打席で三冠王確定の中、14試合ぶりのホームランで王貞治さんの記録更新! 劇的過ぎます。          と思ってましたこの試合、坂口智隆選手 内川聖一選手 嶋基宏選手の引退試合!ヤクルトの選手とは言え、元はそれぞれ別のチームで一世風靡した優勝経験のある一流選手たち。それぞれがヒット、タイムリーを打ち、嶋選手に至っては引退セレモニーで田中将大選手登場して花束贈呈しツーショット、そしてあの伝説のセリフ「見せましょうー野球の底力を~ ならぬ 見せましょうーヤクルトの底力を~」スピーチが飛び出し、また「10.3伝説のヤクルト最終戦」と語り継がれるのではないでしょうーか?  

和尚のつぶやき ① ~国葬~

本日、安倍元首相の国葬が執り行われました。世論の半数以上が反対の中、厳粛に始まりました。

 反対派のデモ行進があり、賛成派の行進もあり、メディアがどちらも取り上げ、毎度の如くワイドショーはコメンテーターを並べて大騒ぎで番組を進めています。『国民の声をきいていない』とたたかれる岸田総理。確かに急いで国葬を決めた感があるにせよ、我々国民が選挙で選んだ国会議員が決断することに毎回毎回国民に聞かないといけないものなのか? そもそも国民の声は誰の声なのか? 世論調査は誰に聞いているのか? 少なくとも私は一度も聞かれたことがありません。いつもながらにテレビの向こうでは何かが、何かの力が働き、操られているような気がしてらりません。因みに私は国葬賛成派です。この日の為に多くの方々が一生懸命働いておられます。汗をかくことなく反対と唱える事はたやすいものです。汗をかいておられる方々が報われて頂きたいものです。国葬に携わった方々お疲れ様でございました。 

秋彼岸

彼岸とは昼と夜の時間が等分される「秋分の日」を中心にして前後三日間、併せて七日間を彼岸と定め、自分を見つめ直す日本独特の仏教文化としてとても大切な行事です。  先日、母が亡くなりました。遺骨となり、その姿を再び見ることを出来ません。『彼岸花』曼珠沙華が必ずこの時期に咲きます。今まで気付きませんでしたが、人は決まった時期に咲く花に亡き人の面影を移すものなのだと。今年の彼岸花は特別な花になりそうです。

自性院 住職

精進料理の紹介

精進料理の基本~出し汁の取り方~

まずは基礎となる出汁の取り方をご紹介していきます。
材料は以下の通りです。昆布だけではなく大豆も使用して出汁を取ります。

  • 材料: 水2リットル / 昆布30g / 大豆30g

1.大豆を鍋で、から煎りして焦げ目を付けます。
焦げ目が付きすぎてもいけないので、少し焦げ目が付いたぐらいが丁度良いです。

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2.から煎りした大豆の鍋に水2リットルと昆布を入れて沸騰させます。

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3.良い香りがしてきましたか?
沸騰したら火を止めて、昆布、大豆を取り出します。アクが出ていれば取り除いてあげてくださいね。

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4.これで精進料理用の出汁ができ上がりです。
この出汁が精進料理の要となるんです!大豆の香ばしさがポイントです。

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和尚の一口話

この時期、草刈りに日々格闘しております。草刈り機で処理できる所はまだどうにかなりますが

畑にいたりましては手作業になりますのでなかなかの労力でございます。

一反程の畑の畝の草引きですので一週間かかりますと最初引いた箇所からもう草が生えてきます。

お盆過ぎまではこの繰り返しです。

修行道場ではよく草引きを「動」の坐禅と言われております。引いても引いても生えてくる草を抜き取る作業が、「只管打坐(しかんたざ)」と言われる曹洞宗の坐禅の教えである只ひたすら坐るという事に相通ずるのでしょう。

ともあれ種をまいた物よりよく芽が出で望まれもしないものがこんなにも育つものなのかと想うと引きながら面倒よりも逆にいとおしくもなります。

合理的な事で言えばば上手に除草剤をまくなり生えにくくする方法はあるのでしょうが、手作業で行う非合理的な方法も敢えて必要な事もあるような気がします。

草はついつい避けたくなるものですが、向き合ってみると何かを伝えようとしているように感じられます。

自然と人とは共存関係でなければならないと!!